日出学園 図書館ジャーナル

Hinode Journal – Library Version –

先生のオススメ本(22)

『九月の空』 高橋三千綱/著 角川書店
 高校の剣道部に所属する主人公の勇は、剣道に情熱を注ぐ一方で、剣道だけの世界に不安も感じていた。何のあてもない旅行、目覚める性への憧れと反発、家族との微妙な距離感。揺れ動く少年の心をリアルに描写した青春小説で、芥川賞受賞作です。もっと強くなりたいとか、誰かから愛されたいとか、平凡な日々を送りたくないなど、思春期に誰でも抱く感情に、共感を持てるはずです。大げさではなく、単なる青春スポーツ小説を超えた、「人間の生命力の源」を感じると思います。
(小日向智/地歴・公民科)

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先生のオススメ本(21)

『いのちの食べかた』 森達也/著 理論社
 僕たちは生き物を食べなければ生きていけない。しかし、食事のたびにそれを意識することはなく、当たり前のように食事をしている。それこそ、当たり前のようにしている食事は、ではどのような過程を経て、どのような人が携わって、皆の前に現れているのだろうか?身近に、そして毎日することだからこそ、見えにくいことはある。見えにくいからこそ、そこには日本が抱える本質的な問題があるのだと思う。そこには、学校の授業では教えてくれない社会的な差別や偏見までもが存在する。日本という国が抱える深い闇がある、とこの本は教えてくれる。
(小野剛/理科)

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先生のオススメ本(20)

『一瞬の風になれ』①~③ 佐藤多佳子/著 講談社
 青春小説です。高校生の陸上部の物語なので、陸上部の生徒に読んでもらいたいのはもちろんのことですが、その他の生徒が読んでも、青春のすばらしさを実感できる本だと思います。また、読み終えた後、気分爽快になること間違いありません。三部作になっているので、一見読むのが大変だと思うかもしれませんが、読み始めると一気に読み進められます。この本を読んだ後、高校生に戻り、もう一度部活をしたいと強く思いました。
(大城亮/数学科)

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先生のオススメ本(19)

『竜の柩』①~⑥ 高橋克彦/著 講談社
「歴史ロマンここにあり!!」と思わず唸る作品です。世界史でシュメール文明について勉強しましたよね? まさかそれが日本の歴史と関わってくるとは・・・。最後に鹿角(登場人物)が遺したメモを見つけた時には思わずニヤりとしてしまいます(読んで納得して欲しい!)。もちろんSF。史実ではないのですが、だからこそ面白いとも言える。歴史を楽しく勉強する方法の一つはココにあるのではないでしょうか。異なる地域の文明の共通点を探し、自分なりにその同質性について説明してみる。「歴史が好きだ」と思う者は必読です!
(大川孝司/地歴・公民科)

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先生のオススメ本(18)

『深夜特急 ①~⑥』 沢木耕太郎/著 新潮社
 26歳だった著者は、友人と交わした「デリーからロンドンまで乗り合いバスで行くことができるか」という賭けのために、全財産をかき集めて1900ドルを作り、仕事を放り出して旅に出る。その型破りな旅の途中で、彼はさまざまな経験をしながら、1年以上にわたるユーラシア大陸放浪を続ける。「バックパッカー(個人旅行者)のバイブル」とまで言われるノンフィクションの傑作。「高校生の時に出会っていれば」と強く思わせる本です。読めば誰もが旅に出たくなる・・・。
(大江律夫/地歴・公民科)

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先生のオススメ本(17)

『車いすのパティシエ』 うえやなぎまさひこ/著 扶桑社
 掲載されている20あまりの話は、全て実話です。涙なくしては読めない話、読んでいるうちに心が温まる話、生きることの大切さを教えてくれる話。そんな実話が満載されています。この本を読むと、世の中には何て優しい人がたくさんいるのだろう、こんなにも頑張って強く生きている人がいるのだろいうことを実感できます。日本人はまだまだ捨てたものではないということも分かるでしょう。最近は、感動の涙を流すことや、感動することそのものが少ない人が多くなっているような気がします。ぜひ、この本を読んで、感動してみてください。そして、「優しさ」の大切さを改めて考える機会にしてください。
(遠藤妙子/国語科)

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先生のオススメ本(15)

『心をリセットしたいときに読む本』 齋藤茂太/著 ぶんか社
 誰でも悩みを抱えて苦しんだり、なぜかやる気が起きず、だらだら過してしまうときがあると思います。そんな時、この本の好きなページを開いて読むと、どのページから読んでも、生き方のヒントが与えられ、心が軽くなります。アメリカのある心理学者は「人間は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」と言っています。自分の考え方や気の持ちようで、いくらでも状況や環境は変えられます。元気づけられるので、ぜひ読んでみて下さい。
 (植田裕子/地歴・公民科)
 

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